XPLATFORMV9.2.1バージョンにアップデートされて変更される項目は以下のとおりです。
バージョン情報
XPLATFORM 9.2.1 | XPLATFORM 9.2.0 | |
---|---|---|
SetupEngine.exe | {AA890DB4-7357-4237-82BB-D0B931AAB420} | {0239FCE5-88CF-48e9-912D-90DAFC25E38B} |
SetupEngine.cab | 7E0D6AB0-6E1E-441C-969A-CD85DCA58DFB | 43C5FE00-DD32-4792-83DB-19AE4F88F2A6 |
XPLauncher.cab | 9.2.0バージョンと同じ | A30D5481-7381-4dd9-B0F4-0D1D37449E97 |
バージョン情報に関連する詳細は、製品の配布時の以下のファイルを参照してください。
XPLATFORM9.2.x_VersionInfo_YYYYMMDD_1.txt
モジュール
ランチャーは、新しくインストールした上位バージョンが下位バージョンを置き換え、下位互換性を維持します。
XPLATFORMエンジンは、CLSIDとレジストリが変更されます。
XPLauncher
CLSIDはXPLATFORMV9.2.0バージョンと同じです。
下位互換性を維持します。
一部のメソッドの機能が変更されました。
launch()
getengineversion()
makeshortcut()
一部のプロパティが追加されました。
enginesetupkey
version
XPlatformAX
CLSIDとレジストリが変更されました。XPlatformAXで使用するCLSIDとレジストリはアップデートバージョンの変更時に変更されます。
npXLauncherPlugin
CLSIDはXPLATFORMV9.2.0バージョンと同じです。
下位互換性を維持します。
一部のメソッドの機能が変更されました。
launch()
getengineversion()
makeshortcut()
一部のプロパティが追加されました。
enginesetupkey
version
npXPlatformPlugin
CLSIDとレジストリが変更されました。npXPlatformPluginで使用するCLSIDとレジストリはアップデートバージョンの変更時に変更されます。
インストールパス
アップデートバージョンが変更されると、下位バージョンが独立に実行できるようにインストールパスが変更されます。
エンジンインストールパス
V9.2.1バージョンでエンジンのインストールパスは次のとおりです。
C:\Program Files\TOBESOFT\XPLATFORM\9.2.1\ C:\Program Files (x86)\TOBESOFT\XPLATFORM\9.2.1\
V9.2.0バージョンでは、アップデートバージョンを表示する0を除いたパスを使用します。
C:\Program Files\TOBESOFT\XPLATFORM\9.2\
UX Studioインストールパス
V9.2.1バージョンでUX Studioのインストールパスは次のとおりです。
C:\Program Files\TOBESOFT\XPLATFORM\9.2.1\UXStudio92.exe C:\Program Files (x86)\TOBESOFT\XPLATFORM\9.2.1\UXStudio92.exe
コンポーネントインストールパス
コンポーネントのインストールパスは、既存のようにユーザーが指定した場所に設置することができます。
インストールパスを指定しない場合には、デフォルト設定された場所にインストールします。
以前のバージョン(V9.2.0)と上位バージョン(V9.2.1)が衝突しないようにするには、別の場所を設定する必要があります。
ユーザーがインストールパスを指定しなかった場合、デフォルトでインストールされるパスは、次のとおりです。
C:\Users\[User name]\AppData\LocalLow\TOBESOFT\XPlatform\9.2\Component C:\Users\[User name]\AppData\LocalLow\TOBESOFT\XPlatform\9.2.1\Component
配布ページの作成時に、お客様ごとにコンポーネントのパスを設定することができます。この時、以前のバージョン(9.2.0.x)のバージョンと衝突しないようにバージョン情報を追加する必要があります。
XLauncher.xadl = Server_Path + "/Sample_PRJ/Sample_MDI.xadl";//プロジェクトのxadl場所 XLauncher.onlyone = true;//実行するプログラム1つor1つ以上実行するかどうか設定 XLauncher.splashimage = Server_Path+"/Install/img/loading_img.gif";//loading 画像指定部分 XLauncher.componentpath="%USERAPPLOCAL%/tobeComponent/9.2.1/componet/";
デスクトップのショートカットアイコン
既存に作られたデスクトップのショートカットアイコンをそのまま使用
デスクトップのショートカットアイコンをインストールしていない場合には、新たにインストールします。
デスクトップのショートカットアイコンが複数の場合には、名前が同じのものだけ変更します。
XPLauncherでmakeshortcutメソッドを実行した場合、ショートカットの対象パスが次のように変更されます。
"C:\Program Files\TOBESOFT\XPLATFORM\9.2.1\XPlatform.exe" -K 'XFShowCase' -X 'http://localhost:8080/Next_JSP/XFShowcase/UI/ShowCase.xadl'
既存に作られたデスクトップのショートカットアイコンがある場合は、以下の条件に基づいて処理します。
XPLauncher.enginesetupkeyプロパティ値とXPLauncher.versionプロパティ値を参照します。
両方の項目がすべて指定された場合には、enginesetupkeyプロパティ値を優先参照します。
両方の項目がすべて指定されていない場合には、9.2.0バージョンで動作します。
指定したXPLauncher.enginesetupkeyプロパティ値が9.2.1バージョンのCLSIDではなければ 9.2.0バージョンで動作します。
指定したXPLauncher.versionプロパティ値が9.2または9.2.1の以外の値であれば9.2.0バージョンで動作します。
xplatform.xml
XPLATFORM初期設定ファイルであるxplatform.xmlファイルは、次の場所にインストールされます。
C:\Users\[User name]\AppData\LocalLow\TOBESOFT\XPLATFORM\9.2\xplatform.xml C:\Users\[User name]\AppData\LocalLow\TOBESOFT\XPLATFORM\9.2.1\xplatform.xml
ログファイル
ログファイルは下記の場所に保存します。
C:\Users\[User name]\AppData\LocalLow\TOBESOFT\XPlatform\9.2\*.log C:\Users\[User name]\AppData\LocalLow\TOBESOFT\XPlatform\9.2.1\*.log
XADL
XADLプロパティが追加されました。
updateshortcut
エンジンでデスクトップのショートカットアイコン処理方法を指定します。
xadl.updateshortcut = "none/auto/updateurl"
項目 | 説明 |
---|---|
none | デフォルト値です。 デスクトップのショートカットアイコン処理をしません。 |
auto | エンジンで自動的にデスクトップのショートカットアイコンを作成または変更します。 エンジンのパス、-Kオプション、-Xオプションが同じであれば修正対象と判断して、すべてを変更します。 |
updateurl | updateurlに指定されたパスでXLauncherを介して処理します。 |
updateurl
updateshortcutプロパティ値がupdateurlの場合、接続されるXLauncherがあるURLを指定します。
xadl.updateurl = url xadl.updateurl = "http://www.xplatform.com/xplatform_update.html"
XLauncherがあるパスを指定します。 Webブラウザ(IE)を実行してXLauncherを介してデスクトップのショートカットアイコンを変更します。updateurlに指定されたurlをパラメータとしてエンジンがIEブラウザを実行します。
ランチャー(XPLauncher, npXLauncherPlugin)
一部のメソッドの機能が変更されました。
launch()
getengineversion()
makeshortcut()
一部のプロパティが追加されました。
enginesetupkey
version
変更されたメソッドとプロパティの詳細については、製品のヘルプで参照することができます。
Runtime > Plugins > XPLauncher > Method > launch
Runtime > Plugins > npXLauncherPlugin > Method > launch
Runtime > Plugins > XPLauncher > Method > getengineversion
Runtime > Plugins > npXLauncherPlugin > Method > getengineversion
Runtime > Plugins > XPLauncher > Method > makeshortcut
Runtime > Plugins > npXLauncherPlugin > Method > makeshortcut
Runtime > Plugins > XPLauncher > Property > enginesetupkey
Runtime > Plugins > npXLauncherPlugin > Property > enginesetupkey
Runtime > Plugins > XPLauncher > Property > version
Runtime > Plugins > npXLauncherPlugin > Property > version
launchメソッド
XPLATFORMアプリケーションを実行するメソッドです。
key、xadl項目がないとアプリケーションを実行することができず、エラーとして処理します。
xplatform.xmlファイルを読み書きする過程に問題が発生した場合、エラーとして処理します。
エラーはerror()イベントメソッドで確認することができます。
メソッドで実行するXPLATFORMエンジンのバージョンを指定するにはenginesetupkeyプロパティまたはversionプロパティを使用します。
両方の項目がすべて指定されていない場合には、9.2.0バージョンのXPLATFORMが実行されます。
指定されたenginesetupkeyプロパティ値が9.2.1バージョンのCLSIDではないと、9.2.0バージョンのXPLATFORMが実行されます。
指定されたversionプロパティ値が9.2あるいは9.2.1以外の値であれば9.2.0バージョンのXPLATFORMが実行されます。
getengineversionメソッド
XPLATFORM ProductKey値に該当するエンジンのバージョンを取得するメソッドです。
引数として入力されたengine key値でレジストリに登録されたDisplayVersion情報を返します。
ex) 9.2.0.153
引数として入力されたengine keyの値が存在しないか、入力されたengine key値と一致したバージョン情報が見つからない場合、すべてのインストール済みのバージョン情報を返します。インストールバージョンが複数ある場合、カンマ(,)で各バージョンを区別します。
ex) 9.2.0.153,9.2.1.150
makeshortcutメソッド
ショートカットアイコンを作成するメソッドです。
引数として入力されたアイコンのパスが遠隔地のサーバーである場合には、ファイルをダウンロードした後、指定されたcomponentpathに保存し、ショートカットアイコンのパスもcomponentpathで指定します。
引数として入力したショートカットアイコンの名前のようなアイコンが存在する場合は、アイコンを削除して再作成します。
Windows 8 OSでは、次のような場合に管理者権限がないと、ショートカットアイコンのインストールが制限されることがあります。このような場合には、管理者権限でWebブラウザを起動してください。
bAllUserパラメータの値をtrueに設定した場合:公共desktopあるいは公共 startmenu
ショートカットインストール場所、あるいはアイコンファイルのダウンロードパスがシステムフォルダである場合
ショートカットの実行対象となるXPLATFORMエンジンの実行パスとバージョンを指定するためにenginesetupkeyプロパティとversionプロパティを使用します。
enginesetupkeyプロパティ値とversionプロパティ値をどのように指定するかによって、次のように処理されます。
enginesetupkeyプロパティ値とversionプロパティ値の両方を指定しない場合には、9.2.0バージョンで動作します。
enginesetupkeyプロパティ値を指定してversionプロパティ値を指定しない場合には、enginesetupkeyが9.2.1バージョンのエンジンキー値と一致する場合にのみ9.2.1バージョンで動作し、それ以外はすべて9.2.0バージョンで動作します。
version プロパティ値を指定してenginesetupkeyプロパティ値を指定しない場合には、versionプロパティ値によってインストールパスが決定されます。(C:\Program Files\TOBESOFT\XPLATFORM\9.2 または9.2.1)
バージョンを特定して指定していない場合には、9.2.0バージョンで動作します。 XPLATFORM9.2.1バージョンを動作する場合は、必ずversionプロパティ値を9.2.1に指定してください。
enginesetupkeyプロパティ
特定のバージョンのXPLATFORM ProductKey値を指定するプロパティです。
launch、makeshortcutメソッドの実行時にXPLATFORMのインストールパスと実行バージョンを指定しようとする場合にversionプロパティと一緒に参照される値です。
enginesetupkeyプロパティ値を指定した状況に該当するXPLATFORMのインストールパスが見つからない場合、エラーとして処理します。
enginesetupkeyプロパティ値とversionプロパティ値をどのように指定するかによって、次のように処理されます。
enginesetupkeyプロパティ値とversionプロパティ値の両方を指定しない場合には、9.2バージョンで動作します。
enginesetupkeyプロパティ値を指定してversionプロパティ値を指定しない場合には、enginesetupkeyが9.2.1バージョンのエンジンキー値と一致する場合にのみ9.2.1バージョンで動作し、それ以外はすべて9.2バージョンで動作します。
version プロパティ値を指定してenginesetupkeyプロパティ値を指定しない場合には、versionプロパティ値によってインストールパスが決定されま す。 (C:\Program Files\TOBESOFT\XPLATFORM\9.2 または9.2.1)
launcher.enginesetupkey = "{0239FCE5-88CF-48e9-912D-90DAFC25E38B}"; //9.2 launcher.enginesetupkey = "{AA890DB4-7357-4237-82BB-D0B931AAB420}"; //9.2.1
versionプロパティ
XPLATFORMの動作バージョンを指定するプロパティです。
versionプロパティ値は、ランチャーのメソッド呼び出しの前に明示する必要があります。
versionプロパティ値として指定できる値は9.2、9.2.1の2つです。別のディストリビューションを使用している場合でも、2つの値の中で実際のXPLATFORMバージョン値を入力します。
versionプロパティ値を指定しない場合には、enginesetupkeyプロパティに9.2.1バージョンのエンジンキー値を指定した場合にのみ、9.2.1バージョンで動作し、それ以外はすべて9.2.0バージョンで動作します。
launcher.version = "9.2"; launcher.version = "9.2.1";
versionプロパティ値を指定しなかった場合には、XPLATFORMの動作に問題が発生する可能性がありますので、必ず指定することをお勧めします。
拡張モジュール
XPLATFORMベースモジュールに加えて拡張モジュールを使用している場合、該当モジュールのリビルドが必要になります。
ExtCommonApi
ExtCommonApiは、製品とは別のチップで提供する拡張モジュールです。技術サポート対象ではないが、アップデートバージョンに応じて変更されたモジュールを提供しています。
独自の拡張モジュール
プロジェクトの必要によって直接マッピングしたモジュールを使用した場合でも、SDKを利用したリビルドが必要になります。
ソースコードの互換性
以前のバージョン(9.2.0.x)のソースコードは、アップデートバージョン(9.2.1.x)で変更することなく使用することができます。
アップデートバージョン(9.2.1.x)で生成するか保存したプロジェクトは、以前のバージョン(9.2.0.x)で使用時にエラーが発生する可能性があります。アップデートバージョンに追加されたプロパティやメソッドを使用した場合、以前のバージョンがこれを認識しないためエラーが発生し、必要な場合、開発者が直接変更する必要があります。
現在のアップデートバージョン(9.2.1.x)で追加されたプロパティは下記のとおりです。以降のパッチバージョンやアップデートバージョンが配布されると追加されたり変更されることがあります。
デスクトップのショートカットアイコン作成関連プロパティ
Application > updateshortcut, updateurl
国別RTLサポートプロパティ
Application > rtldirection
Binary Components > rtldirection, rtlimagemirroring