nexacro studioのメニュー[Tools > Option]を選択してnexacro studioの全体的な開発環境を設定することができます。
Options – Project
Project関連オプションは、プロジェクトが開かれた状態でのみ表示され、プロジェクトごとに設定された値が別々に管理されます。
General
プロジェクト管理のオプションを設定します。
番号 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | Base Lib Path | プロジェクトごとに使用する基本的なライブラリが異なる場合、該当するパスを指定。 |
2 | Migration | プロジェクト内で使用されているファイルのバージョンがnexacro Studioでサポートしているファイルのバージョンより低い場合には、移行有無を設定します。 • Ask every time:移行の適用有無を常に確認します。 • Do not ask&maintain version:移行の実行有無を確認せず、移行を適用しません。 • Do not ask&update version always:移行の実行有無を確認せず、移行を適用します。 |
3 | File Parsing | プロジェクトをオープンする場合にファイル(XFDL、XJS、JS)を分析して、コンポーネント、スクリプトなどの内容を分析してProject Explorerに表示するオプションです。 • None(only filename):ファイルの内容を表示しません。 • All:すべてのファイルの内容を表示します。 • Services:指定されたサービスに該当するファイルのみ内容を表示します。 |
プロジェクト内にあるファイルが多い場合にFile Parsingオプションで「All」を選択すると、プロジェクトをロードする時間が長くなることがあります。
File Parsingオプションで「None」項目を選択した場合にProject Explorerでプロジェクトやサービスを選択して、コンテキストメニューから[Parsing Files]項目を選択すると、ファイルの内容を表示することができます。
Startup
プロジェクトのロード時に処理される項目を設定します。
プロパティ | 説明 | |
---|---|---|
1 | Load layout information of a business service/metadata on Startup | nexacro studioの開始時にBusiness service、metadataをロードしてProject Explorerに項目を表示有無を設定します。 |
Generate
Gereral
番号 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | Generate Path | プロジェクトをビルドする際に生成されたファイルを保存するパスを指定 GenerateパスをDeployパスと同じパスまたは下位パスに設定すると、プロジェクトが正常に動作しないことがあります。 |
2 | Css Generate | ブラウザごとに生成されるCSSファイルを選択することができます。 チェックされていないブラウザをサポートするCSSファイルは生成されません。 |
3 | Use RTL | RTL関連のプロパティを使用している場合はRTLをサポートするためのCSS Generateの有無を設定します。RTL関連のプロパティを使用する場合には、必須でチェックする必要があります。途中にオプションを変更した場合には、テーマ、XCSSファイルのregenerationを処理する必要があります。 |
ブラウザの選択リストにIE11の隣に表示されるMicrosoft Edgeは44以下のバージョンを意味しており、Chromeの隣に表示されるMicrosoft Edge (Chromium)は80以上のバージョンを意味します。
Css Generateオプション設定でチェックしていないブラウザをサポートするCSSファイルは生成されず、チェックされていないブラウザで正常な動作を保証しません。
たとえばFirefoxをサポートするCSSファイルを生成していない状態で、アプリがFirefoxで動作する場合、正常な動作を保証しません。
Use RTLオプションをチェックした場合、ApplicationのXCSSファイルは、generateの過程ですべてのセレクタのRTLサポートを追加してファイルサイズが大きくなることがあり、これによりアプリの実行時の性能に影響を与える可能性があります。
テーマ内のXCSSファイルの場合には、重複した項目を処理する最適化プロセスを経ていて、RTLオプションを使用する場合は、ApplicationのXCSSファイルの代わりにテーマのみを使用するのがお勧めです。
Event
Generateの実行前後に指定されたコマンドを実行し、その結果をOutputウィンドウに表示します。
属性 | 説明 | |
---|---|---|
1 | ...before generate | Generate実行前にCommand項目に指定されたコマンドを実行します。 |
2 | ...after generate | Generate実行後にCommand項目に指定されたコマンドを実行します。 |
指定されたコマンドを実行した後に返される値がある場合は、Outputウィンドウに表示します。
Easy UI
この機能はプレビュー機能です。
Easy UI機能を使用する際に生成されるファイルの保存パスを設定します。
Form Template, Viewset Template
FormテンプレートとViewSetテンプレートファイルが保存されるパスを設定します。テンプレート名でフォルダが生成され、その配下に必要なファイルが生成されます。ViewSetテンプレートのデフォルトパスはFormテンプレートのパス配下のviewsetフォルダです。
C:\Users\[user]\Documents\nexacro\17.1\templates\user\formTemplate C:\Users\[user]\Documents\nexacro\17.1\templates\user\formTemplate\viewset
Display by Type項目では、Form Wizard画面でTemplateが表示される形式を設定します。デフォルト値(true)である場合には、下記のようにForm TemplatesとViewset Templatesを区別して表示します。falseである場合には、区別せずフォルダ名順に表示します。
View Template
View Templateファイル(.xviewgen)が保存されるパスを設定します。
C:\Users\[user]\Documents\nexacro\17.1\templates\user\viewtemplate
Deploy
プロジェクトの配布のオプションを設定します。
General
番号 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | Deploy Path | Deployメニューで使用されるOutput Path値を設定します。 |
2 | Merge | - Merge JSON file 配布するJSONモジュールのファイルに登録されたJavascriptファイルのリストを一つのファイルにマージするかを設定します。 - Merge XCSS file used by Application Applicationに使用されているXCSSファイルを一つのファイルにマージするかを設定します。 |
3 | Compile | 配布するプロジェクトファイルのスクリプトをコンパイルするオプションを設定します。 |
設定したオプションは、配布ウィザードの実行時にデフォルト値で指定され、Auto Deploy実行時に設定したオプションで配布されます。
Compress
番号 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
Compress Options | 配布するプロジェクトファイルのスクリプトを圧縮と難読化するオプションを設定します。 設定したオプションは、配布ウィザードの実行時にデフォルト値で指定され、Auto Deployの実行時に設定したオプションで配布されます 1 空白文字とコメントを削除します。 2 JavaScriptファイルを難読化します。 3 eval関数も含めたコード全体に対して難読化します。(推奨しないオプションです。) | |
4 | Ignore compress files | 圧縮の際に除外するファイルのリストを指定します。 指定されたリストは、XPRJファイルを保存したパスの下に.ignorecompressファイルに保存します。 |
Compress Optionsの設定により生成されるコードは下記をご参照ください。Form_Work.xfdlファイル内に作成したスクリプトコードです。
$r_title(Form_Work.xfdl) // Button01 Test this.Button00_onclick = function(obj:nexacro.Button,e:nexacro.ClickEventInfo) { var temp_btn = "TEST"; eval("trace('test'"+temp_btn+")"); }; /************************************************************************ * Button Test ************************************************************************/ this.Button01_onclick = function(obj:nexacro.Button,e:nexacro.ClickEventInfo) { var temp_btn = "TEST"; trace('TEST_2'+temp_btn); };
下記のコードはCompress Optionsの全項目を未選択にした場合に生成されるJavaScriptコードです。
$r_title(Form_Work.xfdl.js) // Button01 Test this.Button00_onclick = function(obj,e) { var temp_btn = "TEST"; eval("trace('test'"+temp_btn+")"); }; /************************************************************************ * Button Test ************************************************************************/ this.Button01_onclick = function(obj,e) { var temp_btn = "TEST"; trace('TEST_2'+temp_btn); };
下記のコードは、最初の項目のみ選択することで、空白文字と注釈が取り除かれたコードです。
$r_title(Form_Work.xfdl.js / Option 1) this.Button00_onclick=function(obj,e){var temp_btn="TEST";eval("trace('test'"+temp_btn+")");};this.Button01_onclick=function(obj,e){var temp_btn="TEST";trace('TEST_2'+temp_btn);};
下記のコードは、2つ目の項目まで選択することで、難読化を処理したコードです。eval関数の部分は難読化処理をしません。
$r_title(Form_Work.xfdl.js / Option 1, 2) this.Button00_onclick=function(obj,e){var temp_btn="TEST";eval("trace('test'"+temp_btn+")");};this.Button01_onclick=function(_a,_b){var _c="TEST";trace('TEST_2'+_c);};
下記のコードは、3つ目の項目まで選択することで、eval関数も含めたコード全体に対して難読化処理をしたコードです。
$r_title(Form_Work.xfdl.js / Option 1, 2, 3) this.Button00_onclick=function(_a,_b){var _c="TEST";eval("trace('test'"+_c+")");};this.Button01_onclick=function(_a,_b){var _c="TEST";trace('TEST_2'+_c);};
Build
アプリケーションのビルド時に必要な基本オプションを設定します。
NRE (Windows)
番号 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | Execute Module | Windows実行環境を選択した場合に入力することができます。 nexacro studioのインストールパスに生成されたセットアップモジュールをデフォルトに設定します。該当ファイルが見つけられないか、他のファイルに変更する場合には、ファイルを変更することができます。 |
2 | Version | 選択したモジュールバージョンの値を表示します。 |
3 | Resource Path | 前のステップで生成したアーカイブファイルのパスを指定します。 生成されたファイルが存在しない場合は、作業が進行されません |
4 | Bootstrap URL | BootstrapファイルのURLを指定します。 Update Typeオプションを「Local」に選択した場合には、ファイル名を指定し、「Local」を選択しない場合には、接続可能なURL値を指定する必要があります。 |
5 | Output path | インストールファイルを生成するパスを指定します。 |
AppBuilder > Login
実行環境として、Android、iOS、macOSを選択した場合に入力することができます。「Auto Login」にチェックを入れた場合、メニュー[Deploy > BuildApp]を選択した際にログイン画面が表示されません。
AppBuilder > Environment
以前の段階で生成したアーカイブファイルのパスを指定します。生成されたファイルが存在しない場合、作業が進行されません。
Launch
別途のWebサーバーをインストールせずに、Webブラウザで開発したアプリをテストすることができるように、nexacro studioでは、Webサーバー機能を提供しています。設置済みのテストサーバーを選択することもでき、NREまたはエミュレータの実行時には、Local環境を選択することができます。
番号 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | Local | NREまたはエミュレータの実行時にWebサーバーを実行せずに、ローカル環境でファイルに直接アクセスして実行します。 |
2 | Local Web Server | nexacro Studioから提供されるローカルWebサーバー関連のプロパティを設定します。 |
3 | Server Host Url | ローカルWebサーバーの使用有無を指定します。ローカルWebサーバーを使用する場合には、HOST Url形態(127.0.0.1またはlocalhost)を指定します。 |
4 | Option | [Show details on server error message] HTTP通信時に発生するエラーをOutputウィンドウに表示するかを指定します。 [Save the server log]内蔵Webサーバの実行ログをファイルに保存するかを指定します。 |
5 | Details | 追加のオプションを指定します。 [Server Host Url]オプションで、「Not Used」項目を選択した場合には、追加オプション項目が無効になって、値を指定することができません。 |
6 | Web Server | WebサーバーのURLを直接設定します。 |
7 | excute parameters | NRE実行時にパラメータ値を指定するかどうかを設定します。 execNexacroメソッドで使用するパラメータ値を指定することができます。 |
8 | Display run configuration | launch/quickviewの動作する場合、Run Configuration Dialogの表示有無を設定します。 |
番号 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | Port Number | PORT番号を直接指定することができます。 指定された値がない場合には、自動的にPORT番号を指定します。 |
2 | Log Path | 実行ログをファイルに保存する場合は、ファイルのパスとファイル名を指定します。 |
Position
フォームでコンポーネントの生成時に適用されるPositionプロパティ値の単位を設定します。Optionで指定した値は、formの生成時にデフォルト値として処理されます。
Macros
基本提供されるマクロ名と設定値を表示します。また、ユーザーがマクロを追加することができます。
基本提供されるマクロは下記のとおりです。 「nexacro studioの実行パス」以外のマクロは、プロジェクトを開いている際に使用することができます。
マクロ名 | 説明 | |
---|---|---|
1 | %(StudioDir) | nexacro studioの実行パス |
2 | %(BaseLibDir) | [Project] - [General] - Base Library Path |
3 | %(GenerateDir) | [Project] - [Generate] - [General] - Generate Path |
4 | %(DeployDir) | [Project] - [Deploy] - [General] - Deploy Path |
5 | %(ProjectDir) | プロジェクトパス |
6 | %(ProjectExt) | プロジェクトファイル拡張子(xprj) |
7 | %(ProjectFileName) | プロジェクトファイル名(拡張者を含む) |
8 | %(ProjectName) | プロジェクト名 |
9 | %(ProjectPath) | プロジェクトパス(プロジェクトファイル名を含む) |
マクロは、Optionでパスを設定したり任意の値を設定する場合に使用することができます。使用可能なオプションは下記のとおりです。
Project
General - Base Library Path
Generate - Generate Path, Before/After Generate Command
Easy UI - Form Template Location, View Template Location
Deploy - Deploy Path, Ignore compress files
Build > NRE(Windows) - Execute Module, Resource Path, Bootstrap URL, Output Path
Build > AppBuilder - Server URL, ID, Resource Path
Launch - Local Web Server URL, Web Server URL, Nexacro Runtime Browser excute parameters
Advanced - Code Snippet File Path, Component Preset File Path
Environment
External Tools - Name, Path, Argument
Nexacro Deploy17の実行時にも下記のような形式で使用することができます。オプション値やプロジェクトXPRJファイルパスはマクロを使用することができません。下記の例のように、赤く表示された「-P」オプション以外のオプションの値を指定する場合にはマクロを使用することができます。
nexacrodeploy17.exe -P "C:\Test\Test.xprj" -O "E:\ResultGenerate" -B "C:\TestGenerate\nexacro17lib" nexacrodeploy17.exe -P "C:\Test\Test.xprj" -O "%(GenerateDir)" -B "%(BaseLibDir)"
Advanced
プロジェクトでメタデータを使用する機能を有効にします。 TypeDefinitionに定義されたコンポーネントのPrefixIDと選択したメタデータを組み合わせてコンポーネントのIDを設定します。
番号 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | Metadata | 「Useuser-defined metadata」メタデータの使用有無を設定 「Use metadata with prefixID」TypeDefinitionで定義されたコンポーネントのPrefixIDと選択したメタデータを組み合わせてコンポーネントのIDを設定 |
2 | Code Snippet File Path | コードスニペットファイルのパスを設定します。 別途設定しない場合、nexacro studioをインストールする際、デフォルトで提供されるファイルを使用します。 |
3 | Component Preset File Path | コンポーネントプリセットファイルのパスを設定します。 別途設定しない場合、nexacro studioをインストールする際、デフォルトで提供されるファイルを使用します。 |
Options – Environment
nexacro studioの全体的な環境を設定します。
General
Generalはnexacro studioの一般的なオプションを設定します。
番号 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | Working Folder | 新規プロジェクトを生成する際にプロジェクトが保存されるフォルダを指定 |
2 | Number of recent files displayed in the list | メニュー[File – Recent Files]に表示されるファイルリストの個数を設定 最大16個まで設定することができます。 |
3 | Number of recent projects displayed in the list | メニュー[File – Recent Projects]に表示されるプロジェクトリストの個数を設定 最大16個まで設定することができます。 |
4 | Perspective | 使用画面の配置モードを設定 (Developer / Designer) |
5 | Command Type | 使用するメニュータイプを設定(Default / Ribbon) |
6 | Nexacro Studio Theme | 使用するnexacro studioのテーマを設定(Default / Black) |
Startup
nexacro studioのスタート時に使用されるオプションを設定します。
番号 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | Show empty environment | nexacro studioの起動時に空白の画面が表示されます。 |
2 | Show StartPage on Startup | nexacro studioの起動時にスタートページを表示するかを設定します。 |
3 | Reopen last project | nexacro studioを実行する際、最後に作業したプロジェクトを自動的にオープンするかを設定します。 |
4 | Reopen the file(s)... | プロジェクトを開く際に、最後に開いていたファイルを一緒に開くかを設定します。 |
Auto Recover
ファイル編集時に自動回復方式に関するオプションを設定します。
番号 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | Autosave interval(temporary file) | 項目のチェック時に一時ファイルを作成します。 |
2 | minutes | 一時ファイルの作成周期を設定します。 |
3 | Create backup (.bak) file automatically | バックアップファイルを作成します。 |
Font and Color
nexacro studioのそれぞれのウィンドウで使用されるFontとColorを設定します。
番号 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | Display items | 設定の範囲を設定 |
2 | Set General | 基本値で設定 |
3 | Font | フォントを選択 |
Font Style | フォントのStyleを設定 | |
Size | 文字の最後のサイズを設定 | |
Script | 指定されたフォントで使用できる言語スクリプトを表示 | |
Foreground | フォントのカラーを設定 | |
Background | 余白のカラーを設定 | |
4 | Strike Out | 文字列に取消線を表示するかの設定 |
Underline | 文字列にアンダーラインを表示するかの設定 | |
5 | Tab Size | タブのサイズを設定 |
Indent Size | タブコード入力のサイズを設定 | |
6 | Insert Spaces | タブのサイズだけ空白を表示 |
Keep Tabs | タブを維持 | |
7 | View Indentation Guide | タブコード入力の案内線のビューを設定 |
Auto Indent | 自動タブコード入力を設定 | |
8 | Preview | 設定されたOption値を適用させた画面プレビュー |
Show Information
Formファイルのタイトルを表示するかどうかに関するオプションを設定します。
番号 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | Show Title | TitleTextの表示するかの設定 • at Project Explorer - FDL内のTitleText情報をProject Explorerに表示します。 • at Child Tab - FDL内のTitleText情報を編集画面のタブに表示します。 |
Script
Script編集画面で使用されるオプションを設定します。
General
番号 | 属性 | 説明 |
---|---|---|
1 | Remove Event | プロパティウィンドウから生成されたイベントを削除したときに、イベント関数コードをコメントアウトするかどうかを設定します。 |
2 | IntelliSense | Intellisenseの表示有無を設定します。 Intellisenseリストで表示されるItemの数字を設定します。 |
3 | Auto Complate | 閉じるBraceを自動的に追加するように設定します。 |
Version
スクリプト作成時に使用するJavaScriptのバージョンを選択します。選択したバージョンによってスクリプト・インテリセンスのサポート項目が変更され、Generate時にスクリプトのチェック規則が異なって適用されます。
Versionオプションでデフォルト値の「ECMAScript 2015(ES6)」を選択すると、実行環境によってスクリプトエラーが発生することがあります。ユーザ環境に応じてコードを作成する必要があります。
例えば、IE11でES6コード実行時にシンタックスエラーが発生し、画面が表示されないことがあります。
Versionオプションを「ECMAScript 2015(ES6)」に選択し、スクリプト編集ウィンドウで「Number.e」を入力したときに表示されるインテリセンス画面です。ES6からサポートする「Number.EPSILON」プロパティが追加で表示されます。
Versionオプションを「ECMA Script 5」に設定している状態で、スクリプト編集ウィンドウでES6のシンタックスで記述すると、スクリプトエラーとして処理されGenerateも正常に処理されません。
ES6シンタックスの一部はユーザー定義クラスとして認識され、スクリプトの編集時にエラーが発生しない場合があります。
例えば、スクリプト内でES6に追加されたProxy、Reflect、Promiseのようなビルトインオブジェクトを利用する場合、Versionオプションを「ECMAScript 5」に設定していてもスクリプトエラーとして処理せず、正常にGenerateファイルを生成します。
以下のコードの場合、constの宣言はスクリプトエラーとして処理され、Reflectビルトインオブジェクトはエラーとして処理されません。
Generate
generateの実行に関連するオプションを設定します。
番号 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | Auto Generate | ファイルの保存時にgenerateを自動的に実行するかどうかを指定します。 |
2 | Message | generatの実行時に発生したメッセージを出力するかどうかを指定します。 |
External Tools
実行したい外部アプリケーションやExternal Applicationを登録することができます。登録された外部プログラムはArgumentを指定でき、ツールバーやメニューですぐに実行できます。External ApplicationはExternal Applicationウィンドウで実行し、プロジェクト情報を制御することができます。
Settingプロパティ | 説明 | |
---|---|---|
1 | Type | 登録したExternal Toolsのタイプを表示します。
|
2 | Name | リストに表示する名前を設定します。 |
3 | Path | 実行パスを設定します。
|
4 | Argument | 実行時に追加するArgumentを設定します。 |
5 | Use standard output | Typeプロパティが「windows application」であり、標準出力にサポートするコンソールプログラムである場合に設定します。 実行後、結果メッセージをOutputウィンドウに表示するかどうかを選択します。 標準出力をサポートしない場合、該当プロパティ項目は無効になります。 |
Connection type | Typeプロパティが「nexacro application」の場合に設定します。
|
新しい項目を追加する場合、Windowsアプリケーションを登録するか、External Applicationを登録するかを選択します。exe拡張子を持つアプリケーションを選択するか、start.jsonを選択します。
Advanced
マウスホイールの動作オプションを設定します。
属性 | 説明 |
---|---|
Customize mouse wheel in view | テキストエディタでマウスホイールの動作オプションを適用するかどうかを設定します。 Windows設定より優先的にnexacro studioでのみ適用するオプションです。 |
Number of lines to scroll at a time | マウスのホイールのスクロール動作時に、一度にスクロールする行数を設定します。 |
One page at a time | マウスのホイールのスクロール動作時、現在表示されている画面の行数だけ移動します。 フォントサイズやウィンドウのサイズによって異なることがあります。 |
Options – Form Design
nexacro studioのDesign Windowに関連したOptionを設定します。
General
フォームデザイン関連オプションを設定します。
番号 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | Max Undo | Undoで復旧できる最大回数 |
Default Width | 新規Formを生成する際の基本Widthを設定 | |
Default Height | 新規Formを生成する際の基本Heightを設定 | |
2 | Select Type | マウスでコンポーネントを選択する際に全部選択か部分選択かを設定 |
3 | Layout | 現在編集中のステップを表示します。 |
Guide
Formのデザイン画面のルーラーとガイドライン、Grid、Snap機能のオプションを設定します。
属性 | 説明 | |
---|---|---|
1 | Measure | Position単位を設定 |
2 | Display ruler | Rulerを表示するかを設定 |
Display guidelines | Guidelineを表示するかを設定 | |
Let component follow the movement of guidelines | ガイドラインに合わせてコンポーネントを配置した場合、ガイドライン移動時にコンポーネントを移動するかどうかを設定 | |
Display current mouse position | ルーラにマウス座標を表示するかどうかを設定 | |
3 | Display dot grid | Dot gridを表示するかどうかを設定 |
Dot grid size | Dot gridの間隔を設定 | |
Display type | Dot gridの種類を設定 | |
4 | Snap to dots when moving Component | Canvas上でControlを移動するときにCanvas Dotに対してMagnetic機能を適用するかを設定 |
Snap to other components when moving component | Canvas上でControlを移動するときに他のコンポーネントに対してMagnetic機能を適用するかを設定 | |
Space between components | Canvas上でControlを移動するときに他のコンポーネントに対してMagnetic機能を適用する際に使用する間隔を設定 |
コンポーネントの選択後、方向キーで位置を移動するとき「Dot Grid Size」に指定したピクセルサイズの分だけ移動します。たとえば、「Dot Grid Size」の値が8であれば、方向キーを一度押すたびに該当方向に8ピクセルずつ移動します。
Ctrlキーを押したまま方向キーで位置を移動すると、1ピクセルずつ移動します。
Paste Special
フォームデザインでサポートされる‘Paste Special’機能のオプションを設定します。
属性 | 説明 |
---|---|
Property(Normal) | 対象の一般プロパティを貼り付けます。 |
User Property | 対象のUserプロパティを貼り付けます。 |
Event | 対象のイベントを貼り付けます。 |
Bind Item | 対象のバインド情報を貼り付けます。 |
Init Value | 対象の InitValue情報を貼り付けます |
Options - Launch
General
nexacro studioで作業中のプロジェクトをLaunchする時使用されるオプションです。
属性 | 説明 | |
---|---|---|
Display popup menu | Launchされたnexacro platformで、ソースについたポップアップメニューを表示するかを設定します。(NRE) |
実行時に表示されるコンテキストメニューは下記の通りです。Webブラウザで実行する場合は、サポートしません。
メニュー | 機能 |
---|---|
Reload | 現在表示される画面をリフレッシュします。 nexacro studioでコードを修正して再びQuick Viewを画面に表示させずに実行された画面で、変更された内容を確認することができます。 |
View Source | 実行されたnexacro platformアプリのソースコードがnexacro studioで表示されます。 複数のフォームをメニューから操作する場合に便利に使うことができます。 |
Always on Top | 実行されたアプリケーションをウィンドウ領域最上位に固定します。 |
Browser
Launch、Quick Viewを使用する際に接続するWebブラウザを指定します。
Options – Debug
nexacro studioのDebuggingと関連したオプションを設定します。
属性 | 説明 | |
---|---|---|
1 | Show message of error | エラーの内容をOutputウィンドウに表示 |
2 | Show message of warning | Warningの内容をOutputウィンドウに表示 |
3 | Show the lowest level variables in the variables list | デバッグモードでWatch、Variable項目に照会された情報項目の中で最下位レベルのVariableリストを表示 |
4 | Use the assist tip when mouse point to the word in script editor | デバッグモードで、スクリプトウィンドウで変数、オブジェクト上にマウスポインタを置くと、関連付けられた値または情報を表示 |
5 | Display variable values inline while debugging | デバッグモードで、スクリプトウィンドウで変数、オブジェクトの値または情報を該当行の右側に表示 |
Options – Source Control
Source Controlと関連されたOptionを設定します。該当Optionは、ユーザー PCに使用可能な Source Controlがインストールされた場合にのみ表示されます。
属性 | 説明 |
---|---|
Source Control Management Type | ユーザ PCにインストールされた Source Control リストが表示され、この中でプロジェクトに適用する Source Controlを選択します。 |
Options | 選択されたSource Controlによって詳細オプションを指定します。 |