MLM(V9.2追加)

PhoneGalaxySなどの現存する様々なメディアは、お互い 異なる表現の領域を持っているため、メディアに合わせたデザイン作業、およびソース管理をしなければならない問題があります。 このため、One Sourceで、様々な状況に対応するデザインを表現できるようにしてくれるMulti Layout Managerの機能が追加されました。

UX-Studioで生成された ADL/FDLを XPLATFORMが Deviceに合ったLayoutを選択して出力します。

以下は、使用された用語の説明です。

プロジェクト生成及び修正

プロジェクト生成

‘I-Phone’, ‘I-Pad’, ‘GalaxyTab’の Layout情報を持つプロジェクトを生成する方法を例として説明します。UX-Studioで、File > New > Project メニューを呼出す場合、以下のようにプロジェクトを生成するウィザードが表示され、各ステップことに情報を入力して生成することができます。

  1. New Project Wizard – ステップ1

    生成されるプロジェクトの Frame Templateと生成されるパス及びプロジェクト名を入力するステップです。プロジェクト名は、必ず入力する必要がある必須項目であり、生成されるパスに同じプロジェクト名が存在している場合は、生成することができません。

  1. New Project Wizard – ステップ2

    Character Set情報及び TypeDefinition情報などを設定するステップです。

  1. New Project Wizard – ステップ3

    プロジェクトで使用するスクリーン情報を入力するステップです。I-Phone, I-Pad, GalaxyTabを開発する目的のため、各項目を入力し、該当スクリーンで使用するテーマを指定します。‘Finish’をクリックして‘I-Phone’,‘I-Pad’,‘GalaxyTab’のスクリーン情報を持つプロジェクトを生成します。

スクリーン情報の修正

‘New Project Wizard’で入力したスクリーン情報を修正したり、新たなスクリーン情報を入力できるような Editor機能が追加されました。

‘Project Explorer’で、ADL Itemから提供されるポップアップメニューを使用して新たなスクリーン情報を追加したり、ADL Itemのサブ情報に表示される‘ScreenInfo’などを選択して編集することができます。

‘ScreenInfo Editor’は、既存からで提供された‘Widget Editor’,‘Variable Editor’と同じ方式で編集機能を提供します。

Layout Template登録

基本的に提供される Layout Templateを使用することができます。また、頻繁に使用されるLayoutの情報をユーザーがTemplateで登録することができます。

Layout Templateダイアログは基本的にで提供されるTemplateのDevice、Graphic Array Templateと、ユーザーが直接登録して使用するUser Templateの3つのタブで構成されています。

フォーム生成

‘I-Phone’, ‘I-Pad’, ‘GalaxyTab’ の3か所で使用するFDLファイルの作成方法を例として説明します。 File > New > Item > Form メニューを選択する場合、以下のように FDLを生成するウィザードが表示され、各ステップことに情報を入力して生成することができます。

  1. New Form Wizard – ステップ1

    生成されるフォームのパスと名を入力するステップです。フォーム名は、 必ず入力する必要がある必須項目であり、生成されるパスに同じフォーム名が存在している場合は、生成することができません。

  1. New Form Wizard – ステップ2

    生成されるフォームの Inheritanceを指定するステップです。

    TypeDefinitionに‘UserForm’が登録されている場合のみ、入力コントロールが活性化されます。

  1. New Form Wizard – ステップ3

    生成されるフォームの‘Default’Layout Formのサイズを入力するステップです。初期入力値はオプションで変更することができます。

  1. New Form Wizard – ステップ4

    生成されるフォームでデザインする Layout情報を入力するステップです。スクリーンの種類別、横、縦サイズに合わせた Layout情報を設定します。

Templateボタンを押すと、以下の図のような Templateダイアログが表示され、使用する Layout、Layout gourpを選択した後、okボタンを押すと、選択した Layout情報が New Form Wizardに追加されます。

Layout

‘New Form Wizard’で入力した Layouts情報がタブ形態として表示されるようにForm Designの機能が変更されました。

Layout Tab

現在、フォームで使用される Layoutがタブに表示されます。タブの位置はオプションでユーザーが変更できます。

タブを切り替えて、‘New Form Wizard’で入力した Layoutに画面の切り替えが可能であり、Layoutについた修正機能をポップアップメニューに提供します。

‘Default’タブではすべての機能が提供されますが、追加された‘Layout’タブでは一部のデザイン機能が制限されます。

デザイン機能

デフォルト

追加 Layout

Component Create, Delete

O

X

Component Copy, Cut, Paste, Paste Special

O

X

TabOrder 変更

O

X

フォームのサイズ修正

O

X

フォームのサイズを Guide Lineに表示

X

O

フォームの Tracker表示

O

X

Div, Tab, Popupなどの下位コンポーネント修正

O

X

Invisibleオブジェクト追加、削除、選択

O

X

Layout 情報修正

現在フォームで使用中の Layoutの情報を修正できる機能がぽっぴアップメニューに追加されました。

‘Default’タブで、コンポーネントのプロパティ値が変更された場合には、変更された内容を他の Layoutに適用するかを確認するメッセージウィンドウがポップアップされます。

番号

条件

1

他の Layoutで変更される属性がソース上に存在する場合

2

‘Layouts Edit’オプション値が‘Ask whenever a property になっている場合

ボタン

‘Layouts Edit’オプション

Yes

Change property Default Layout with other layouts

No

Changed property is only Default Layout applied

Propertiesウィンドウ

フォームデザインの情報を Propertiesウィンドウで表示している場合、Layoutタブによって表記方法が変わるようになります。

文字色

太さ

情報

X

Themeと cssのみ適用されたデフォルト値を持つ場合

O

‘Default’タブで修正してThemeと cssが適用されたデフォルト値を異なる値を持つ場合

O

追加された Layoutタブで修正した値が‘Default’タブの情報と異なる値を持つ場合

属性名

説明

id

すべてのコンポーネントの IDは、追加された Layoutタブでは修正することができません。

taborder

すべてのコンポーネントの taborderは、追加された Layoutタブでは修正することができません。

inheritanceid

Form Propertyの中で inheritanceidは修正することができません。

position

Form Propertyの中で positionは修正することができません。

Sub Layout

コンポーネント内部にコンテンツを持っている Div, PopupDiv, TabPageなどもフォームのように Multi Layoutを持つことになり、これを Sub Layout と呼びます。Sub Layoutは、Form Layoutと1:1のマッチングではなく、別のMulti Layoutを構成します。タブの場合は、タブページごとに異なる​​Multi Layoutを構成することができます。

Default Layoutでの編集

Sub Layoutを持っているコンポーネントのサブコンテンツは、フォームの Default Layoutでのみ直接編集が可能です。(既存の編集方法と同一)

直接編集される内容は、該当コンポーネントが表示している Sub Layoutに保存されます。

ただし、Defalut Layout以外の追加 Layout (例: 上記の図で iPhoneW Layout)では、コンテンツの直接編集が不可です。従って、サブコンテンツは、選択及び修正ができないし、サブコンテンツの選択時、最上位のコンポーネントが選択されます。追加Layoutで、コンテンツを編集するにはSub Layout Editorを使用して編集する必要があります。

Sub Layoutでの編集

追加 Layoutで、コンテンツを編集するためには、Sub Layout Editorを使用して編集する必要があります。Sub Layoutを持つコンポーネントは、Sub Layout Edit, Set Sub Layout の二つのポップアップメニューを提供します。

Sub Layout Editメニューを選択すると、以下図のような Sub Layout Editorが表示されます。

Sub Layout Editor専用のポップアップメニューが提供されます。

Sub Layoutのサイズは変更できますが、Targetコンポーネントの Positionは変わりません。

Step

Stepとは、複数の stepに構成されたページを一つのフォームで開発することができる機能を意味します。

フォームの stepcountプロパティ値を調整すると、以下の図のように stepが表示されます。

番号

説明

1

現在編集中の Stepを表示。

現在編集中の Stepは、マウスポインターの位置で判断します。

2

Stepと Stepの間の案内線

Positionstep Property

ボタン

positionstep + Position

Button00

positionstep="0" position="absolute 50 100 150 150"

Button01

positionstep ="1" position="absolute 50 100 150 150"

Button03

positionstep ="2" position="absolute 50 100 150 150"

Button03

positionstep ="0" position="absolute 650 100 750 150"

コンポーネントの移動及び Position変換

コンポーネントの Step間の移動は、プロパティを直接入力するか、デザイン画面で直接移動できます。

(移動前)

(Positionプロパティを直接入力して移動した場合)

(コンポーネントを直接デザイン画面で移動した場合)

InitValue

MLMを適用したアプリケーションが特定の値を持っている状態で起動するべきの場合があります。例えば、各レイアウトごとに異なる​​デザインプロパティを持つ場合、レイアウトごとに異なる​​プロパティ値を指定します。

但し、ユーザーが入力したり、変更可能なプロパティは、レイアウトが変わるとしても入力されたり、修正された値が最初に設定した値に変更されてはいけません。このような項目にプロパティ値を直接指定せずにInitValueを宣言すれば、最初のアプリケーションを呼び出すときにのみ、該当値を使用し、レイアウトの変更にかかわらず、修正された値を保持することができます。

実行

XML追加 /変更事項

XPRJ

‘Layout Template’機能で生成される情報は、XPRJファイルに保存するようになっています。

XADL

プロジェクト作成時またはScreenInfo Editで生成される情報は、XADLファイルに保存されます。

XFDL